照来(てらぎ)高原
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「水と土と気候が、
兵庫県を代表する環境として認められているのです」
トマト まるでカルデラ山の中にいるような、外輪山にかこまれた盆地状の高原と、突然目の前に現れる民家と豊かな田畑。照来高原に訪れたならば、この見事なコントラストに息をのまざるをえません。高原でありながら、穀倉地帯を形成している風情は、どこか、別世界にいるかのように感じてしまうでしょう。気候も周囲とは隔絶されており、夏は高温多湿ですが、谷吹き寄せる風は心地よく、日差しのわりに涼しい感じです。風向きは1年を通じて北西風が吹くが、とくに秋と冬に激しく、寒気も厳しいです。 兵庫県でありながら、豪雪地帯として、冬の間は深い雪に覆われます。記録では昭和8年に5mの積雪を記録しました。こうした高原の穀倉地帯は、院政時代は後白河法皇にゆかりの近い荘園としての地位を維持していました。 雪解けの清水は高原でありながら豊富に田畑をうるおし、日本海から盆地に吹き上げる水蒸気が作り出す夏の朝靄は幻想的でもあります。 そこでは、兵庫県によって指定されたコシヒカリの苗床が育ち、また日本のブランド牛のルーツといわれる但馬牛の原種が今なお管理維持されている地域です。水と土と気候が、兵庫県、日本を代表する環境として認められているのです。水と土と気候が、兵庫県を代表する環境として認められているのです。
田んぼ 照来高原の土壌は多様です。盆地内の土壌は複数の火山灰土がまだら模様に堆積し、丹土(たんど)村という地名からも推測されるとおり、赤土色の土壌で覆われている土地もあります。火山灰土がむき出している地域、粘土質の土地も多くあります。また、温暖地から寒冷地に及ぶ兵庫県の中でも最も寒冷地な場所であり、今日のような理想的な農作地になるには、数世代に渡る計画的整地作業で厳しい地勢を改良しつずけた歴史があります。豪雪地帯のために、春植え付けも雪解けを待ち続けなければなりません。また高原でありながら、穀倉地帯を維持するために、相当な距離の用水路をさらに標高の高い深山より導引する必要があります。兵庫県におけるコシヒカリなどの水稲種子採種地として県を代表する理想的な水田は、このように、農家の弛まぬ営みと、天然の自然の恵みである独特の地形と四季折々の気候が相まって、造られ、維持されているものなのです。
「県指定のこしひかり米苗の栽培地」
米 ● 米

照来高原は、さらに高地の深山から2キロにおよぶ用水路で水を引くことで、高原でありながら穀倉地帯を形成するという非常にまれな地形をしています。そのため、照来のお米は上質の飲料水のようなきれいな水によって作られているのです。それだけではありません。カルデラ状の地形は、唯一の川口である飯野側から日本海の水蒸気を盆地全体に押し上げ、塩分を含んだ湿り気を照来高原全体に漂わせて、昼夜の温度差をつくりあげています。それにより、コメの旨味が増すのです。照来のお米は、兵庫県におけるコシヒカリなど水稲種子採種地として県を代表する立場となりました。つまり、県を代表する一番おいしいお米が、この地で造られることが証明されたわけです。機械化があまり進んでおらず、ほとんど手作業で作られ、付加価値の高い、上級品として販売されおります。
但馬牛 ● 但馬牛

但馬地方は、山々に恵まれ、豊かな野草が生い茂り、和牛の飼育に適していました。その上、険しい山と谷に囲まれた土地では、峠を越えて牛を交配させることは非常に困難でした。そこで、その谷あいの中だけでの牛の交配が続けられました。いわゆる「閉鎖育種」というもので、限られた地域内で優良な牛の遺伝子を効率的に活用し、資質改良を図る方法です。閉鎖育種によって改良が重ねられた但馬牛は、その素晴らしい特徴がより強固なものとなっています。
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